Rall.

2015 / TENDO.CO.,Ltd

日本のアクティブシニアを中心的なユーザーとしつつ、幅広い層に支持されることを目指したダイニングセット。テーマは、Relax&Flex。

日々は少人数で過ごしつつも、必要となれば大人数がテーブルを囲むことができるフレキシブルな人数に対応可能な家具環境を提案した。通常のダイニングセットに加え、テーブル下に収納可能で不要な時は気配を消す小椅子や、着席人数の融通が利き、もの置き場としても使用できるベンチ、卓上の雑多なものをあるときは広げ、あるときはさっと片付けることができるトレー脱着式ワゴンなど、生活空間を素早く多様に変化させるための家具をシリーズとして提案した。

クライアントの合板・木工技術を生かし、軽快で可動性の高い家具となることを意識した。

安積伸(プロダクトデザイナー)

安積伸(プロダクトデザイナー)

1965年神戸生まれ。京都市立芸術大学卒業。NECデザインセンター勤務を経て、1994年にRCA(英国王立美術大学)修士課程を修了。1995年から10年間デザインユニット「AZUMI」として活動後、2005年に個人事務所「a studio」を設立。以降、Magis、lapalma、Tefal、Authentics、Fredericia、イトーキなど、国際的な企業と協働している。FX 国際インテリアデザイン賞「プロダクトオブザイヤー」ほか、国内外で多数の賞を受賞し、審査員としてもiFデザイン賞などに参加。代表作「LEM」「Yauatcha Tea Set」がヴィクトリア・アンド・アルバート美術館のパーマネントコレクションに選ばれるなど、各国の美術館に作品が収蔵されている。

http://www.shinazumi.com/

2016/3/2 9:40