Banquette

2009-2014 / Formax / Estic Co., Ltd.

日本人にとっての快適な家具環境を考え、「ちゃぶ台」や「ほりごたつ」を囲む生活様式を発想の起点としつつ、ラウンジとダイニングの融合を試みた家具シリーズ。

ダイニングセットとソファの中間的な家具として、さまざまな融合バランスをシリーズの中で展開している。

また、L字に組んだレイアウトで着席がしやすいよう、天板が斜めにスライドして通路を広げることのできるテーブルをデザインした。これは、ダイニングとラウンジに求められるテーブルと座席の距離の差にも対応している。

安積伸(プロダクトデザイナー)

安積伸(プロダクトデザイナー)

1965年神戸生まれ。京都市立芸術大学卒業。NECデザインセンター勤務を経て、1994年にRCA(英国王立美術大学)修士課程を修了。1995年から10年間デザインユニット「AZUMI」として活動後、2005年に個人事務所「a studio」を設立。以降、Magis、lapalma、Tefal、Authentics、Fredericia、イトーキなど、国際的な企業と協働している。FX 国際インテリアデザイン賞「プロダクトオブザイヤー」ほか、国内外で多数の賞を受賞し、審査員としてもiFデザイン賞などに参加。代表作「LEM」「Yauatcha Tea Set」がヴィクトリア・アンド・アルバート美術館のパーマネントコレクションに選ばれるなど、各国の美術館に作品が収蔵されている。

http://www.shinazumi.com/