BOOK AND ESQUISSE

2020

アーティストの作品集や展覧会の図録など、これまでさまざまな本のアートディレクションを手がけてきたが、ものごとを本の中に落とし込むためには、スケールや色の再現など、さまざまな課題を解決しなければならない。

求めるべきは精度の高い再現性ではなく、そのものを象徴する固有性。その最上位目的に常に立ち返りながら、解体と再構築を繰り返して、そのエスキースにたどり着く。

林琢真(アートディレクター)

林琢真(アートディレクター)

1975年札幌生まれ。中島デザインを経て、林琢真デザイン事務所設立。美術関連のグラフィックや出版、広告、ファッション、音楽など幅広い分野のデザインワークを手がける。おもな作品に「ALBERTO GIACOMETTI」(国立新美術館)、「田根剛: Archaeology of the Future」(TOTOギャラリー・間)、「The Sense of Wonder」(ヴァンジ庭園美術館)、「井田幸昌: Crystallization」(美術出版社)など。おもな個展に「FIGURATIVE AND ABSTRACT」(Lugtje、nadoya ebisu / Fuyu Gallery)。おもな受賞にTOKYO ADC入選、造本装幀コンクール受賞、全国カタログ展受賞など。

https://www.htdo.jp/

2021/6/9 10:40