姫路駅北広場、大手前通り ストリートファニチャー

2014 / 姫路市

世界遺産・姫路城へ向かう「大手前通り」と姫路駅北駅前広場の一体的整備における照明デザイン、ペデストリアン・ブリッジ、シェルター、フェンスなどのデザイン。

コンセプトはまさに姫路城。城を構成する木、鉄、石といった本物の素材をベースに、地域産業を意識した高い技術を用いた。そしてシンプルながら飽きのこない力強くも繊細なデザインを目指した。また、多用した地場産杉材においては整備と同時に市民ワークショップを開催し、駅前と姫路の山を繫ぐ新たなストーリーも作り上げた。

南雲勝志(デザイナー)

南雲勝志(デザイナー)

1956年新潟県六日町生まれ。永原浄デザイン研究所を経て、1987年ナグモデザイン事務所設立、代表。公共空間における施設デザインから家具、プロダクトデザインなどさまざまな領域を通して社会やまちづくりにおけるデザインの可能性を探る。2004年には「日本全国スギダラケ倶楽部」を設立し、木の文化を広げる活動を全国で展開。2012 グッドデザイン賞 復興デザイン賞(ヤタイ広場/大槌)、2014 土木学会デザイン賞 最優秀賞(日向市駅及び駅前周辺地区デザイン)、2014 グッドデザイン賞金賞(秋田駅西口バスターミナル)など、受賞歴多数。

http://www.nagumo-design.com/