毎年1月にドイツのケルンで開催される、インテリアデザインの発信の場「imm cologne ケルン国際家具インテリア見本市(以下、imm)」。ライン川河畔のケルンメッセを舞台に、最新のインテリアスタイルが紹介される世界最大規模の国際見本市だ。
2017年には隔年開催のリビングキッチンも含め、世界51か国から1,361社が出展、世界139か国からおよそ15万人が来場した。日本からも2015年から出展している「KARIMOKU NEW STANDARD」や「MEETEE」が参加し、展示会を盛り上げた。
「imm cologne」はインテリアデザインとビジネスを効果的に融合させる場で、最高の家具が展示される「Pure」、価格重視の「Smart」や「Global Lifestyle」から寝具が集まる「Sleep」など、会場はわかりやすいブース構成でホームリビングに関するすべてが展示される。各ブースではそれぞれの企業が趣向をこらしたプレゼンテーションが展開し、会場のそこかしこでは、バイヤーと出展者の商談がおこなわれる。
次回開催は、2018年1月15日から1月21日まで7日間。出展者数は1200社を超え、70%以上が海外からの参加となる見通し。東京ドーム約6倍という広大な面積のケルンメッセ会場11ホールに世界中から新商品と最新デザインがあふれ、購買意欲を高める。
また、単なる見本市ではなく、最新のトレンドとマーケット、新しいアイデアを意識したイベントプログラムも必見。今回大きく取り上げるのは「Light」。最新のテクノロジーを 駆使したものから、空間と雰囲気を高める照明までが並ぶ予定だ。
毎年恒例の特別企画、「DAS HAUS」(英語ではザ・ハウスという意味)も注目してほしいプログラムのひとつ。主催者のケルン・メッセが「今年のデザイナー」を毎年選出し、理想の家を会場で実現してもらうということをコンセプトにしている。今年はプロダクトデザイナー兼ランプデザイナーのLucie Koldovaが抜擢された。彼女のポエティックなガラスランプとインテリアが融合し”理想の家”が披露される。
JDNではこれまで、immに出展している日本の家具ブランド、MEETEE、KARIMOKU NEW STANDARD、カンディハウスに話を聞いてきた。実際に出展した際の率直な感想や成果については、以下の記事で紹介したい。
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会期:2018年1月15日(月)~21日(日)
会場:ドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場
入場料:1日券6,500円(前売価格)/通し券13,000円(前売価格)
※為替変動等により変更される場合がありますお問い合わせ:ケルンメッセ株式会社
http://www.koelnmesse.jp/imm/visitor.html