目に鮮やかな新緑とさわやかな初夏の風に包まれる5月、散歩がてら展覧会やイベントに出かけてみてはいかがでしょうか。
本記事では、編集部が厳選した都内のおすすめのデザイン&アートイベントを会期終了が早い順に紹介します。
■明朝体
企画展「明朝体」が、東京の市谷の杜 本と活字館で2026年5月31日まで開催されています。
明治以降、書物の本文を中心に、さまざまな印刷物に用いられ、日本語の表現を支えてきた字体である「明朝体」。これまで時代ごとに多くの職人や書体デザイナーが、読みやすさと独自性のバランスを考えながら、さまざまな明朝体を生み出してきました。

本展では、現在日常的に目にするデジタルフォントから、「明朝体の二大潮流」とされる築地体・秀英体の誕生まで、150年以上にわたる明朝体の歩みを紹介しています。
■ととのう展
東京のATELIER MUJI GINZAで2026年5月31日まで開催中の「ととのう 展」。「ととのう」という言葉は、私たちの日常のなかでさまざまな意味で使われています。本展では、空間とくらし、心と身体、人それぞれの実践を通して、さまざまな「ととのう」のかたちを紹介しています。

会場には、”見立て”をテーマに無印良品の商品でつくった茶室のほか、無印良品にゆかりのある人々が考える「ととのう」をインタビュー形式で紹介するパネル展示も。また、身体スキャンや視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚への刺激を通して、自分自身の「ととのう」ヒントを見つける体験の場も用意されています。
■DRAW―原研哉は描いている
京都dddギャラリーでは、スケッチ原画展「DRAW―原研哉は描いている」が2026年6月3日まで開催されています。

無印良品のアートディレクションをはじめ、企業のVIデザインや展覧会のプロデュースなど、幅広く活動中のグラフィックデザイナー、原研哉さん。
本展では、原さん初のスケッチ集『DRAW』の中から、ドローイング、素描、ラフスケッチなど、多岐にわたる原画を一挙に公開しています。手を動かし描くことで生み出されるクリエイティブの原像を間近に見られるチャンスです。
会場:京都dddギャラリー
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000856
■『間の音― Between Space & Sound ―』By OJAS Tokyo and Karimoku Furniture
東京のKARIMOKU RESEARCH CENTERでは、「『間の音― Between Space & Sound ―』By OJAS Tokyo and Karimoku Furniture」が2026年6月5日まで開催中です。

本展は、家具メーカーのカリモク家具と、ニューヨークを拠点とするオーディオデザイナーのデヴォン・ターンブルさんとの共同プロジェクトの成果を発表するもの。同プロジェクトから誕生した3つのスピーカーに加え、ターンブルさんがデザインしたチェアシステムや、3次元加工技術で木製化した大型ホーンスピーカーなどを展示しています。
茶室を模した空間「サウンドハウス」による、瞑想的なリスニング体験も可能です。
会場:KARIMOKU RESEARCH CENTER
https://www.karimoku.co.jp/index.cgi?mode=press_detail&key=151
■日本サインデザイン協会60周年記念 「大サイン展」 伝える つなげる Sign × Society × Story
最後は、特別展「日本サインデザイン協会60周年記念 『大サイン展』 伝える つなげる Sign×Society×Story」。東京ミッドタウン・デザインハブで2026年6月7日まで開催されています。

本展は、サインデザインの向上と普及を目指して1965年に発足した公益社団法人日本サインデザイン協会の創設60周年を記念する展覧会です。会場では、戦後から現代にいたる象徴的なプロジェクト77作品を、コンセプト、写真、映像、模型、モックアップなどを通して紹介しています。
デザイナーの五十嵐威暢さんが手がけ、PARCOの象徴として知られるネオンサインの実物の一部も見られます。
以上、今回は5つのイベントを紹介しました。新たな発見や楽しみのヒントを教えてくれる展覧会が他にもたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください。




