仮想通貨奉納祭

2019

「神事のアップデート」をテーマに、世界中から仮想通貨を集めてリアルタイムに神輿に反映させ、集まった仮想通貨を「土地の豊穣」のために再分配するという東京の新たな祝祭や伝承をつくるプロジェクト。2019年11月に東京都の川島商店街で実施し、2日間でおよそ15,000人を動員しました。

この祝祭の中核をなす《サーバー神輿》(渡井大己との共作)は、世界中から集めた仮想通貨の着金に対してリアルタイムに神輿が反応するというインタラクションが実装されています。神輿行列の掛け声は「ペイや」。

企画・運営:市原えつこ
神輿テクニカルディレクション、ソフトウェア開発、ハードウェアデザイン・開発:渡井大己
神輿ソフトウェア開発:稲垣淳
神輿フレーム設計・制作:川島拓郎
祭り囃子:NICOS ORCHEST-LAB
発酵大臣:小倉ヒラク
天狗アニマトロニクス造形・開発:中臺久和巨
天狗ロボットモーション開発:渡部知香
天狗ロボットモデル:藤井直敬
ロゴデザイン:畑ユリエ
写真撮影:黒羽政士
映像撮影・編集:野本ビキトル
企画リサーチ・PR協力:原田優輝(Qonversations)
管理サポート:早川由紀恵
協賛:デジタルハリウッド大学大学院,株式会社インクワイア
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
支援:Readyforクラウドファンディングご支援者の皆様
技術協力:株式会社わたしは
会場・運営協力:川島商店街

http://virtual-currency-festival.com/

市原えつこ(メディアアーティスト、妄想インベンター)

市原えつこ(メディアアーティスト、妄想インベンター)

1988年愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。Yahoo! JAPANでデザイナーとして勤務後、2016年に独立。「デジタル・シャーマニズム」をテーマに、日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性と、日本文化に対する独特のデザインから、国内外から招聘され世界中の多様なメディアに取り上げられている。おもな受賞歴には、第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルスエレクトロニカ賞Interactive Art+部門栄誉賞、EU(ヨーロッパ連合)より科学、社会、芸術の優れた融合に贈られる「STARTS PRIZE」ノミネート、ほか多数。

http://etsuko-ichihara.com/

2020/3/4 11:25