サーバー神輿

2019

世界中から仮想通貨を集めてリアルタイムに神輿に反映させ、集まった仮想通貨を「土地の豊穣」のために再分配する神事「仮想通貨奉納祭」を行なうために開発された、仮想通貨の着金に応じてインタラクションする神輿。

神輿にはサーバーを搭載しており、大量のLEDファンが回転しながらギラギラと発光、ビットコインの着金に反応し、担ぎ手のバイブスを上げる「ワッショイ・セレブレーション機能」が発動します。

企画、ディレクション、マネジメント:市原えつこ
テクニカルディレクション、ソフトウェア開発、ハードウェアデザイン・開発:渡井大己
ソフトウェア開発:稲垣淳
フレーム設計・制作:川島拓郎
音声合成:株式会社わたしは
グラフィック:畑ユリエ
写真クレジット:黒羽政士(1,5,6枚目)、UMEP(2,3,4枚目)

市原えつこ(メディアアーティスト、妄想インベンター)

市原えつこ(メディアアーティスト、妄想インベンター)

1988年愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。Yahoo! JAPANでデザイナーとして勤務後、2016年に独立。「デジタル・シャーマニズム」をテーマに、日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性と、日本文化に対する独特のデザインから、国内外から招聘され世界中の多様なメディアに取り上げられている。おもな受賞歴には、第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルスエレクトロニカ賞Interactive Art+部門栄誉賞、EU(ヨーロッパ連合)より科学、社会、芸術の優れた融合に贈られる「STARTS PRIZE」ノミネート、ほか多数。

http://etsuko-ichihara.com/

2020/3/4 11:25