家の家

2012 / 個人

東京郊外の住宅地に建つ、家のかたちをした住宅である。

線対称な家型の外形を持つこと、角地に立ち庭を囲うこと、周囲の家の色調やスケールに合わせることなどが家の「家らしさ」を強調する。郊外住宅地ならではの環境条件を設計プロセスのなかで建築的に浮かび上がらせることで、郊外独立住宅の完成形を目指した。

写真:太田拓実

藤村龍至(建築家/東京藝術大学准教授/RFA主宰)

藤村龍至(建築家/東京藝術大学准教授/RFA主宰)

1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所(現RFA)主宰。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長/ディレクター、鳩山町コミュニティ・マルシェ総合ディレクター。住宅、集合住宅、公共施設などの設計を手がけるほか、公共施設の老朽化と財政問題を背景とした住民参加型のシティマネジメントや、ニュータウンの活性化、中心市街地再開発などのデザインコーディネーターとして公共プロジェクトにも数多く携わる。

http://ryujifujimura.jp/

ポートレート撮影:新津保建秀

2018/9/27 18:21