it knit

2014 / オリジナル作品

自分のグラフィックデザインが機能する場所はないかと考え、その定着先としてニットを制作。ニットはそれ自体に主体性が存在しているので、主体性のぶつかり合いにならないように、そこに組み合わせるビジュアルは主体性をもたない、抽象的だけど魅力的なモチーフを模索。モザイクを用い、具体的な絵が浮かぶ前のぼんやりとしたイメージ、頭の中でイメージが固有名詞にかわるまでの“もやもやした状態”をビジュアル化した。

木住野彰悟(デザイナー)

木住野彰悟(デザイナー)

1975年東京都生まれ、廣村デザイン事務所勤務後、2007年6D設立。アートディレクター・グラフィックデザイナーとして、ブランディング・VI・サイン計画などを多く手掛ける。近年はオリジナルプロダクト「it knit」「さくら・バラクラッカー」などにも力を入れている。主な仕事には、豊田市、JAマインズ、結城澤屋のブランディング、無印良品アトリエムジ、第24・25回東京国際映画祭のアートディレクション、柏の葉スマートシティ、御茶ノ水ソラシティ、久松湯、川越献血ルームのサイン計画など。主な受賞にD&ADイエローペンシル、カンヌライオンズ ゴールド、one show design シルバー・ブロンズ、red dot award、DFAAシルバー、JAGDA新人賞、ADC賞他国内外多数。