第187回 木住野彰悟 (デザイナー)

[桐山登士樹の推薦文]

6D木住野彰悟さんの仕事を見ているとグラフィクデザイナーは、楽しい仕事に見えてくる。真っ白いキャンバスに縦横無尽に線を走らせ、色を重ねていく。その構図に、伸びやかなデザインに、真正面から向き合う木住野さんの姿を重ねることができる。デザインが本当に好きな人なんだと思う。今回紹介する柏の葉スマートシティのようにデザイン領域は、プロダクツに、建築に、スペースに、広がり始めている。特に最近のデザインには新たな領域へと移行し始めた。この仕事が起点となり、更に飛躍して欲しい。来年の運勢占いのようなコメントになってしまった。

デザインディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

木住野彰悟(デザイナー)

木住野彰悟(デザイナー)

1975年東京都生まれ、廣村デザイン事務所勤務後、2007年6D設立。アートディレクター・グラフィックデザイナーとして、ブランディング・VI・サイン計画などを多く手掛ける。近年はオリジナルプロダクト「it knit」「さくら・バラクラッカー」などにも力を入れている。主な仕事には、豊田市、JAマインズ、結城澤屋のブランディング、無印良品アトリエムジ、第24・25回東京国際映画祭のアートディレクション、柏の葉スマートシティ、御茶ノ水ソラシティ、久松湯、川越献血ルームのサイン計画など。主な受賞にD&ADイエローペンシル、カンヌライオンズ ゴールド、one show design シルバー・ブロンズ、red dot award、DFAAシルバー、JAGDA新人賞、ADC賞他国内外多数。