Punching Block Collection

2026 / 株式会社日本べネックス

Punching Blockは、京都を拠点にデザインスタジオと古道具屋を営むものやと、長崎県の精密板金加工メーカーEETALとの協働により生まれた、パンチングメタルのコレクションである。古道具を扱う中でものやが感じてきたのは、物の価値や意味が一義的に定まらず、使い手や見る側の解釈によって新たな関係が立ち上がるという感覚だ。本シリーズは、その余白を工業素材と現代的な制作プロセスを通して立体化する試みである。

建築や家具に広く用いられてきたパンチングメタルは、軽量化や通気性といった明確な機能を前提に発展してきた素材だが、規則的な孔の連なりは覆いながら透かし、閉じながら抜けるという曖昧な性質も併せ持つ。

Punching Blockではその機能性ではなく、見え方の揺らぎに着目した。箱状に構成した量塊に1本のL字パイプを貫通させ、内部を完全には隠さない構造とすることで、光や視点によって意味が変化する状態を生み出している。固定された用途を提示するのではなく、関係の中で価値が更新され続ける存在を目指している。

ものや(古道具屋/デザインスタジオ)

ものや(古道具屋/デザインスタジオ)

京都を拠点に、道具屋とスタジオのふたつの軸で活動。 由来や機能にとらわれず、直感で蒐集したものを空間に配置し、多面的な解釈を提示するショップを運営しています。 また、蒐集と配置のなかで蓄積した見たての感覚を手がかりに、 物と空間の関係性に問いを重ね、設計/ディレクションを行うデザインスタジオとして活動しています。

https://www.instagram.com/studio_monoya/
https://www.instagram.com/shop_monoya/

2026/2/28 19:00