3-PRING PRODUCT

2014 / 自主研究プロジェクト

既製品に3Dプリンターで制作したオリジナル部品を組み合わせることで、まったく違う用途で使用したり、より自分らしい使い方を追求する、新しいD.I.Y.の提案です。

過去の曲や音源の一部を引用して新しい曲を作りだす、音楽におけるサンプリング技法のように、既製品を引用しながら、自分でつくった部品も加えてオリジナルの製品をつくり出す。

このような視点で考えると、製品は完成品ではなく半完成品、つまり、創造のための素材として捉え直すことができます。この視点の変化こそが、このプロジェクトを通して私たちがデザインしたかったものです。

(写真:林 雅之)

TAKT PROJECT(デザインファーム)

TAKT PROJECT(デザインファーム)

代表:吉泉聡
DESIGN THINK+DO TANKを掲げ「別の可能性をつくる」さまざまなプロジェクトを展開しているデザインファーム。吉泉聡を代表に、nendo出身の4名のメンバーにより設立。スタートアップから大企業、大学、研究機関、行政機関など幅広いクライアントと共に多様なプロジェクトを展開している。クライアントワークと平行し、実験的な自主研究プロジェクトを行い、その成果をミラノサローネ、メゾン・エ・オブジェ、ヘルシンキデザインウィーク、CREATIVE EXPO TAIWAN、AnyTokyoなど国内外で発表。それらの研究成果から得られたナレッジと、多様なバックグラウンドを持ったメンバーにより、ジャンルを問わずプロジェクトに応じてデザインの役割を最大化する独自のアプローチを特徴とする。

http://www.taktproject.com/