オリンピックパラリンピック 新宿伊勢丹ウィンドウデザイン

2021

「誰のため?何のため?のオリンピック・パラリンピックなのだろうか。」

コロナ禍の困難を乗り越えて開催された特別なオリンピック・パラリンピックにおいて、近代オリンピックの創始者であるピエール・ド・クーベルタンが唱えた、オリンピックの精神であるオリンピズムを再確認しました。

あえて商品は置かず、空のウィンドウ内には、オリンピック・パラリンピックの理念を掲げる言葉のみを表現し、より強くメッセージが伝わる計画としました。

それぞれの文字は各国の文字で構築されています。オリンピック・パラリンピックを意義あるものとして続けていくためには、新しい時代において絶えずオリンピズムを問い直していくことが大切だと考えます。

メインウィンドウには、アーティストyang02とコラボレーションし、ウィンドウを見る人や交差点を渡る人を認識し、大会期間中に五輪カラーが描かれます。みんなで考え、みんなでつくるオリンピック・パラリンピックを目指せればというメッセージを込めました。

オリンピックパラリンピック_2021_Mitsukoshi Isetan Shinjuku Window-01
オリンピックパラリンピック_2021_Mitsukoshi Isetan Shinjuku Window-02
AtMa inc.(クリエイティブユニット)

AtMa inc.(クリエイティブユニット)

鈴⽊良と⼩⼭あゆみにより2013年に設⽴されたクリエイティブユニット。ファッションショップやレストラン、ウィンドウディスプレイなどの空間のデザイン、ホテルやアパートメントのディレクション、プロダクトデザイン、インスタレーションなどのクライアントワークに加え、近年では社会課題などを取り上げた⾃主制作に取り組み、また⾃⾝の作品やアーティストとのコラボレーションを⾏えるスペースの運営と3つの軸を持ち、活動の幅を広げている。

FRAME AWARDS (Emerging Designer of the Year2020)、Design Anthology Awards、PARIS DESIGN AWARDS、KYOTO GLOBAL DESIGN AWARDSなど受賞。武蔵野美術大学空間デザイン学部非常勤講師。

https://atma-inc.com/project/
https://www.instagram.com/atma_inc/?hl=ja

2025/7/9 11:45