リーフチェア

2018

できあがった形が木の葉に似ていたことからことから、「リーフチェア」と名付けた椅子。2017年の「飛騨の家具®アワード 家具デザインコンテスト」にて最高賞を受賞し、受賞後に飛騨の家具メーカーで試作品を製作していただきました。

「美しい」と言っていただくことの多い椅子ですが、私たちはあくまでも「道具としての価値」を大切に椅子づくりをしています。機能に準じてデザイン設計をおこなっていれば、「美」は後からついてくるものと考えています。

私たちの椅子づくりは自然からの影響を強く受けています。私は若い頃から自然観察を毎日の日課としています。常に自然を観察し、自然界に存在する秩序と法則を見出す努力を続けています。私がデザイン設計をおこなう際のルールづくりのお手本が、自然界に存在する秩序と法則なのです。私たちは、「人と自然」と、人と自然を分けて考えない。「人も自然」、自然の中に存在する自然の一部、そう考えています。

「すべては自然がお手本」。この考えを大切に、本質的なものづくりをおこなっていきたいと私たちは考えています。

 
 
横田哲郎(家具デザイナー)

横田哲郎(家具デザイナー)

1969年、東京都生まれ。東京藝術大学デザイン科を卒業。卒業後はアーティストとして活動し、26歳の時に家具の道を志す。上松技術専門校木工科を卒業。木工家の谷進一郎先生のもとに弟子入りし、徒弟制度のもと木工家具職人としての修業を積む。その後、建築設計事務所、大手家具メーカーなどで各種デザイン、設計の修業を積む。36歳の時に家具デザイナーとして独立。2021年、51歳の時に「横田椅子デザイン設計事務所」を開業。

「座るという行為をデザインし
椅子で世界を変えていく
日々の暮らしに喜びと幸せを
誰もが感じられる世界に」
これが私たちの理念です。

https://www.instagram.com/yokota.chair.design/

2022/10/12 15:15