駒沢通りのチャンポン

2017 / 個人

駒沢公園近くのチャンポン屋さんの設計。大陸との玄関口である九州の自由で大らかな気風が生み出したチャンポンのように、“副産物”がそれぞれ自由に振舞いつつも、1つのどんぶりの中で不思議なハーモニーを生み出している、そんなお店を目指しました。

具体的には庇や目隠しには色付のポリカーボネートを、さらに露出配線やタイル目地、照明のケーブルのカラーも統一。つじつま合わせをしつつ、ごちゃ混ぜのまま共存させることを試みています。

共同設計:山翠舎
プロデュース:山上浩明(山翠舎)
施工:山翠舎
撮影:志摩大輔

田中亮平(建築家)

田中亮平(建築家)

岡山県出身。名古屋市立大学芸術工学部卒業後、東京都立大学大学院修士課程 修了。2006年~隈研吾建築都市設計事務所勤務。2013年G ARCHITECTS STUDIO設立、許光範 参加(2016~2019)。建築設計をはじめインテリアデザインやインスタレーションなども手がけ、特に独自に建材のマテリアル開発を行いプロジェクトに応用するなど、規模やジャンルの垣根のない取組みが特徴。2014年より名古屋市立大学非常勤講師。JCD design award2014銀賞+新人賞、FRAME Great Indoor Award 2015 shortlist、2019年 日本建築学会作品選集新人賞受賞など。

http://g-archi.info/

2019/12/11 10:25