糀谷の和食屋さん

2019 / 個人

蒲田糀谷商店街の脇に建つ和食店。このお店の目玉は熟成素材を扱った料理で、「熟成」は英訳するとエイジングになるとのこと。今回は目玉料理になぞらえ、エイジングした銅を主役に設計することにしました。

店内はカウンター席のみのシンプルな構成。店内の突き当りに銅の壁を配置してアイキャッチとし、調合した薬剤を吹きかけることで科学的に緑青を発錆させています。

共同設計:山翠舎
プロデュース:山上浩明(山翠舎)
施工:山翠舎
撮影:森田純典

田中亮平(建築家)

田中亮平(建築家)

岡山県出身。名古屋市立大学芸術工学部卒業後、東京都立大学大学院修士課程 修了。2006年~隈研吾建築都市設計事務所勤務。2013年G ARCHITECTS STUDIO設立、許光範 参加(2016~2019)。建築設計をはじめインテリアデザインやインスタレーションなども手がけ、特に独自に建材のマテリアル開発を行いプロジェクトに応用するなど、規模やジャンルの垣根のない取組みが特徴。2014年より名古屋市立大学非常勤講師。JCD design award2014銀賞+新人賞、FRAME Great Indoor Award 2015 shortlist、2019年 日本建築学会作品選集新人賞受賞など。

http://g-archi.info/

2019/12/11 10:20