特別養護老人ホーム桜木園

2020(予定) / 社会福祉法人桜木園

青森県、下北半島に計画中の特別養護老人ホームの計画。

日本が直面する超高齢化社会における福祉体制の課題に対しては、介護職員の労働環境の改善が急務である。日々の介護動線を徹底的に観察することで、夜間の介護体制を考慮した緩やかな角度でつながる2ユニット×2のボリュームの組み合わせと、身体の不自由な入居者などが使用する特別浴室が入るボリュームを一つの基本構成ととらえることで、5角形のダイアグラムを考えた。

結果として「放射状に広がる5つのボリュームレイアウト=5弁の花びら」は、日本を代表する「桜」の花びらをイメージさせるものとなった。この施設が持つ「桜木園」という名を受け継ぎながら、青森の多雪地域に新しい風景を生み出すことを意図している。

職員にとって動きやすい環境を整えることをきっかけに、一見強い構成の中に豊かな空間を埋め込むことによって、入居者の幸せな暮らしを彩る建築である。

共同設計:白川直行アトリエ

特別養護老人ホーム桜木園(建築家)

山雄和真(建築家)

1978年京都府出身。2001年京都大学卒業、卒業設計最優秀賞。2004年東京大学大学院修士課程修了。同年よりCAt(C+A tokyo)所属、2008年より同シニアアソシエイト。2013年、ギングリッチ一級建築士事務所設立、同代表。2018年ドバイで活動していたCAt時代の仲間とともに、東京・ドバイ双方を拠点とする設計事務所として、waiwaiに改組。waiwai東京事務所代表、パートナーに就任。主な進行中のプロジェクトに、「ホテルU(長崎)」「ホテルMX(北海道)」「MMプロジェクト(マニラ・フィリピン)」「Nサテライトオフィス計画(北海道)」「Kヴィラ(北海道)」「Hayy: Creative Hub(ジェッダ・サウジアラビア)」など多数。

https://www.waiwaiarchitects.com/

2019/9/11 11:10