小樽港第三ふ頭水上カフェ計画

2015

小樽港の中でも最も古い歴史を持つ、第3号ふ頭の基部に計画された、遊覧船の発着場を兼ねた水上カフェのプロジェクト。

運河、桟橋、税関跡地、遠くには石狩湾、背景には天狗岳。ここは、小樽の人々の原風景の交差点。建築はそれらの記憶と風景をゆるやかに意識づけるように考えた。小さな建築に最大限の方向性を埋め込むように、記憶と風景の羅針盤になるような構成とした。

少しずつレベルの違う床が角度を変えながら積層する。それぞれの床をぐるぐると巡ることで、小さな建築に最大限の距離を内包し、違う場所の体験を最大化する。何度訪れてもその都度新しい発見があるような、人々の動きを誘い、飽きさせないしかけである。

SDレビュー2015入賞。福島慶介(N合同会社)によるプロデュースプロジェクト。

小樽港第三ふ頭水上カフェ計画(建築家)

山雄和真(建築家)

1978年京都府出身。2001年京都大学卒業、卒業設計最優秀賞。2004年東京大学大学院修士課程修了。同年よりCAt(C+A tokyo)所属、2008年より同シニアアソシエイト。2013年、ギングリッチ一級建築士事務所設立、同代表。2018年ドバイで活動していたCAt時代の仲間とともに、東京・ドバイ双方を拠点とする設計事務所として、waiwaiに改組。waiwai東京事務所代表、パートナーに就任。主な進行中のプロジェクトに、「ホテルU(長崎)」「ホテルMX(北海道)」「MMプロジェクト(マニラ・フィリピン)」「Nサテライトオフィス計画(北海道)」「Kヴィラ(北海道)」「Hayy: Creative Hub(ジェッダ・サウジアラビア)」など多数。

https://www.waiwaiarchitects.com/

2019/9/11 11:10