ROW

2005

日本独自の素材と金属の融合をテーマにデザイン。

有機的な畳とアルミとの組み合わせによって、薄く、シャープな印象を与えるが、「畳のベンチ」とも「アルミのベンチ」とも捉えることができるよう素材のボリュームにこだわった。そうすることで置かれる空間を選ばず、どこにでも静謐な空気感を与えられるのではないかと考えた。このデザインは福岡の史跡、外交を司る「都府楼」の航空写真から着想を得た。

坂下和長(プロダクトデザイナー)

坂下和長(プロダクトデザイナー)

1976年福岡生まれ。1999年西南学院大学商学部卒業後、ザ・コンランショップ、北欧アンティークショップ「NEST」を経て、2006年「CRITIBA Design+Direction(クリチーバ)」として活動開始。素材の特性と異素材との関係性、そのモノの持つ背景やストーリーをふまえ、シンプルだが奥行きのあるデザインを目指す。福岡産業デザイン賞優秀賞 (2005)、グッドデザイン賞(2006)、D&AD グローバルアワード最終セレクション進出(2007/UK)、RED DOT AWARD(2015/ドイツ)、A’DESIGN AWARD 金賞および銀賞(2017/イタリア)、A’DESIGN AWARD デザイナーオブザイヤーノミネート(2017/イタリア)。

www.critiba.com