宝珍楼

2001

川崎市の商店街の一角にある中華料理店。間口が5,900mm、奥行16,300mmの長方形の敷地において、内部空間をすこしでも広く確保するため、外壁を隣地境界いっぱいに建て、可能な限り薄くすることを目指した。建築本体は、柱や梁を100mm角のH形鋼で構成し、敷地奥より門型に組み立てながら、前面道路に向かってトンネル状に連続させていった。間口いっぱいに吹抜けがあり、細くて頼りない外観のフレームとは裏腹に、ダイナミックな空間を内包する。

納谷学 + 納谷新(建築家)

納谷学 + 納谷新(建築家)

納谷建築設計事務所

納谷 学
1961年秋田県生まれ/1985年芝浦工業大学卒業/1985~87年黒川雅之建築設計事務所/1987~88年野沢正光建築工房/1993年納谷建築設計事務所設立/2005~2011年昭和女子大学非常勤講師/2007年~芝浦工業大学大学院非常勤講師/2008年~日本大学非常勤講師

納谷 新
1966年秋田県生まれ/1991年芝浦工業大学卒業/1991~1993年山本理顕設計工場/1993年納谷建築設計事務所/2005年~昭和女子大学非常勤講師、東海大学非常勤講師/2008年芝浦工業大学非常勤講師

2013/6/12 0:00