北九州市科学館 スペースLABO

2022 / 北九州市

北九州市のスペースワールド跡地に新設された、スペースLABO(北九州市科学館)。トータルメディア開発研究所と丹青社の共同企業体での仕事です。子どもたちの科学的な思考を養うことを目指し、“不思議と思う気持ちは科学の入口”をテーマに、おもに2Fエリアの展示ディレクションを担当しています。

メインの展示は大きなサイズで迫力のあるシンボル展示と、実際に触れて体験できるシンボルミニ展示、示唆を与える映像、科学解説、関連書籍が各コーナーに配置されています。科学現象を直感的に伝えるビッグスケールのシンボル展示によって子どもたちへフシギの入口を開き、周辺に体験装置や科学解説を配置することで、より深い思考へつながる仕掛けを施しました。

写真:神宮巨樹

中原崇志(建築家・ミュージアムデザイナー)

中原崇志(建築家・ミュージアムデザイナー)

鹿児島県出身。建築アトリエ「有馬裕之+Urban Fourth」を経て、建築、インテリア、ミュージアムデザインの分野で活動。科学館や博物館の常設展示や企画展示の設計を中心としながら、建築の設計、インテリア、空間インスタレーションなど多岐に渡り取り組んでいる。主な仕事に、GINZA SONY PARKや21_21 DESIGN SIGHTの展覧会会場構成、「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」「10 Mame Kurogouchi」「日本科学未来館の常設展示」「上海万博日本産業館 INAXブース」など。主な受賞歴としてSDA大賞・経済大臣賞や、空間デザイン賞優秀賞、ADC賞等を受賞。

https://takashi-nakahara.com/

2023/1/18 14:15