ICE FIELD

2007

アルミキャストという単素材だけでつくるテーブルを、いかに淡白にならずに多様な表情を持つものとして生み出せるかを問いながらデザイン。

脚部の内側の曲線により、見る角度でさまざまな表情を見せる。テーブルトップはランダム(バイブレーション)に仕上げ、側面から脚部にかけては鏡面仕上げを施すことで、この仕上げのギャップがひとつのモノの中にメリハリを生んでいる。トップだけが水面に浮かんでいる氷のような印象を与える。

坂下和長(プロダクトデザイナー)

坂下和長(プロダクトデザイナー)

1976年福岡生まれ。1999年西南学院大学商学部卒業後、ザ・コンランショップ、北欧アンティークショップ「NEST」を経て、2006年「CRITIBA Design+Direction(クリチーバ)」として活動開始。素材の特性と異素材との関係性、そのモノの持つ背景やストーリーをふまえ、シンプルだが奥行きのあるデザインを目指す。福岡産業デザイン賞優秀賞 (2005)、グッドデザイン賞(2006)、D&AD グローバルアワード最終セレクション進出(2007/UK)、RED DOT AWARD(2015/ドイツ)、A’DESIGN AWARD 金賞および銀賞(2017/イタリア)、A’DESIGN AWARD デザイナーオブザイヤーノミネート(2017/イタリア)。

www.critiba.com