第167回 赤松佳珠子 (建築家)

[桐山登士樹の推薦文]

最近とある企業の勉強会の講師を赤松さんにお願いした。赤松さんのナチュラルなキャラクターは、会を適度に弾ませ要所で鋭くポイントを突いていた。CAtの仕事に関しては以前、建築家の藤江秀一さんから「リベラルアーツ&サイエンスカレッジ」についてお聞きした事がある。一貫して伸びやかでメリハリの利いた空間構成、変に力む事なく開放的な空間に魅力を感じる。特に土地の力を建築に取り込む事が上手い方だ。「柿畑のサンクン・ハウス」ではグランドレベルを下げる事によって、自然と一体になれる空間を創出した。様々な制約にエネルギッシュに明るく向かう姿勢が頼もしい。次回はCAn(名古屋)が手がけた「高志の国文学館」でお話頂く機会をつくりたいと思っている。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

赤松佳珠子(建築家)

赤松佳珠子(建築家)

CAt/シーラカンスアンドアソシエイツ トウキョウ
1968年東京都生まれ。90年日本女子大学家政学部住居学科卒業後シーラカンス(のちC+A、CAt)に加わる。2002年よりパートナー。国内外でインテリア・家具から学校建築まで、さまざまな建築作品を発表している。主な受賞に村野藤吾賞、日本建築学会作品選奨、AACA賞(日本建築美術工芸協会賞)、公共建築賞、日本インテリアデザイナー協会賞大賞など。現在、CAtパートナー、法政大学准教授、日本大学・神戸芸術工科大学非常勤講師
http://c-and-a.co.jp/