The Matter of Facts

2021

コロナ禍の東京で、開催中止となったイベントのために印刷されながら、使われることのなかったポスターやチラシ、告知物などの「新古紙」を収集し、それらを用いて構成した国立新美術館でのインスタレーション。

中止や延期を知らせる紙が、都市に残された「事実」の断片を大量に集積した。情報が錯綜し、先の見えない状況のなかで、何が起き、何が失われ、何が変化したのかを物理的な記録として残すことで、個人の記憶と社会の出来事をひとつの風景として可視化。鑑賞者が自分自身と社会の現在地を見つめ直すための空間をつくり出した。

PAN- PROJECTS(建築デザインスタジオ)

PAN- PROJECTS(建築デザインスタジオ)

PAN- PROJECTSはロンドンを拠点とする建築デザインスタジオ。八木祐理子、高田一正により2017年に設立されて以来、国際的に活動を展開している。建築行為を統合芸術として捉え、制作を通して生まれるストーリーを軸に、建築、空間、インスタレーション、プロダクトなど、領域を横断した幅広い実践に取り組んでいる。

高田は2022年より、Royal College of Art (UK)にてAssociate Lecturerとして教鞭を執り、建築再生をテーマとするスタジオを指導してきた。八木は2025年、これまでの実践と今後の可能性が評価され、英国建築家協会新人賞(RIBA J Rising Star Awards) を受賞している。

https://pan-projects.com/

2026/9/29 9:25