編集部の「そういえば、」-Featured Projects 2026
そういえば、領域横断型のデザインの祭典「Featured Projects 2026」が、2026年9月25日から9月27日までコクヨ東京品川オフィスのTHE CAMPUSで開催されました。JDNは、メディアパートナーとして参加しました!
2023年から続く同イベントは、過去2回の開催でそれぞれ約5,000人のデザイナーやクリエイターが来場。3回目となる今年は、どんな場になっていたのでしょうか。

今回のテーマは『ものがうまれる、その「間」』です。入力すれば出力され、完成したものがますます滑らかに手元に届く時代だからこそ、そこに至るまでの試行錯誤や過程にもう一度目を向けよう、というメッセージが込められていました。
メインビジュアルも、水をかけるたびに文字の現れ方や染みが変わるコンクリートブロックの現象をモチーフにしており、過程の積み重ねの先にある一瞬を切り取ったものだといいます。

「Featured Projects 2026」メインビジュアル
会場では、トークセッション、クリエイターズマーケット、ライブパフォーマンス、展示、テーブルトーク、ワークショップと、多彩なプログラムが並行して開かれていました。

「つくることと社会、その間を見つめる」をテーマに、建築家の永山祐子さん、UMA/design farm代表の原田祐馬さん、モデレーターとしてビー・エヌ・エヌの石井早耶香さんが登壇したトークセッションの様子(写真提供:Featured Projects)

クリエイターズマーケットには約50組が出展し、ZINEやポスター、文房具などが並びました(写真提供:Featured Projects)
今回の新しい取り組みの一つとなったのはライブパフォーマンスでした。4面スクリーンを備えた密閉空間という少し変わった構造のホールを舞台に、パフォーマンスが行われました。
映像ディレクターの岡本太玖斗さんと、ニューウェーブ・テクノポップ・バンドのLAUSBUBによる、描画と音が即興で応答し合う「対✴︎応」や、パリを拠点に活動するアーティスト・Riomar McCartneyさんによるオーディオビジュアル・パフォーマンス「Parallel」が実施され、来場者は新しい音や映像との出会いを楽しんでいました。

ライブパフォーマンス「対✴︎応」(写真提供:Featured Projects)

オーディオビジュアル・パフォーマンス「Parallel」(写真提供:Featured Projects)
また、1人のゲストを10〜15人の参加者で囲み、特定のテーマについて語り合う「テーブルトーク」も新しい試みの一つでした。以前はゲスト1人に対し、40人くらいの参加者が一緒にトークをする形式だった「ミートアップ」をアップデートした形です。
作品だけでなく「人との出会い」も大切にしているという「Featured Projects」。人数を絞ることで参加者同士がつながりやすく、より濃密で学びの多い時間になっていました。

テーブルトーク『資生堂のプロダクトデザイナーと対話する「受け継ぎ、更新する。資生堂の美意識とブランドデザイン」』開催時の様子(写真提供:Featured Projects)
主宰者の1人である後藤あゆみさんに以前話をうかがった際、本イベントについて「テンプレート化しないことを心がけている」と、話していたのが印象的でした。来場者はもちろん、長く続けていくために主催側も飽きないようにパターン化せず、双方が楽しめる工夫を意識しているとおっしゃっていました。
毎回新たな視点や楽しみ方もアップデートされている「Featured Projects」、次回以降の開催も首を長くして待ちたいと思います。
Featured Projects 2026
https://2026.featuredprojects.jp/
(石田織座)





