Fos

2018

ベルギー・コルトレイク周辺に残る、使われなくなった産業建築を再び公共に開くための空間装置。

老朽化した建物では、落下物などの安全上の問題が再利用の大きな障壁となる。そこで、足場用のターポリン約2,700㎡を巨大な膜として既存躯体から吊り下げ、危険箇所から人を守りながら内部を包み込む空間をつくった。

大規模な改修を行わず、短期間・低コストで場所を暫定的に使い始めることで、建物を完成形へと直す前に、まず人が入り、その価値や次の用途を発見していくための再生方法を提案している。

PAN- PROJECTS(建築デザインスタジオ)

PAN- PROJECTS(建築デザインスタジオ)

PAN- PROJECTSはロンドンを拠点とする建築デザインスタジオ。八木祐理子、高田一正により2017年に設立されて以来、国際的に活動を展開している。建築行為を統合芸術として捉え、制作を通して生まれるストーリーを軸に、建築、空間、インスタレーション、プロダクトなど、領域を横断した幅広い実践に取り組んでいる。

高田は2022年より、Royal College of Art (UK)にてAssociate Lecturerとして教鞭を執り、建築再生をテーマとするスタジオを指導してきた。八木は2025年、これまでの実践と今後の可能性が評価され、英国建築家協会新人賞(RIBA J Rising Star Awards) を受賞している。

https://pan-projects.com/

2026/9/29 9:25