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2015~

このドローイングのシリーズは、すべて「実際には存在しないモチーフ」を描いている。実際には存在しないモチーフを紙に描いていくなかで思い浮かべ、あたかも「目の前にあるものを描くように」そのモチーフの凹凸を追い、鉛筆で入念に描き込んでいく。

それは決して、紙に描かれたモチーフが「まるで目の前にあるように」リアルに描くのではなく、「実際にあるモチーフを目の前にして描いた絵のように」リアルに描く、ということがこのシリーズの肝だと感じている。

描かれたモチーフのリアリティはどこにあるのか、現実に存在しないモチーフを「現実にあるものを見ている」ように描くやり方で、観る人にとってリアリティを感じる場所が宙づりになるような感覚をつくりたいと考えていた。

figure(美術作家)

関川航平(美術作家)

1990年宮城県生まれ。2013年に筑波大学芸術専門学群特別カリキュラム版画コース卒業。2014年「ゲンビどこでも企画公募2014」八谷和彦賞・観客賞受賞。2016年「第14回グラフィック 1_WALL」グランプリ受賞、2017年「SICF18 PLAY」最優秀賞受賞。

http://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works