終わり方について話し合う

2015

神奈川・井土ケ谷にあるスペース「blanclass」にて開催したイベント。

この日集まった人たちで、この日の集まりの終わり方について話し合う。最終的には話し合って決めた終わり方に従ってこの集まりを終わりにすることで、このイベントが終わる。

水を飲んでいる最中に、飲み終わることを考える。
猫を飼っている最中に、猫と別れることを考える。
人と話している最中に、話が終わることを考える。

「さなか」にいながらにして、その事の終わりを意識することは、一見すると不毛で後ろ向きな考えに陥ってしまいそうだ。しかし、形式的な終わらせ方に流れ着く前に、自ら「終わり方」について考え直す事が重要だと考えた。

実際にイベントを行ってみると、序盤は参加者の「終わり」に関するエピソードや、「終わり方」についての捉え方の違いも話し合いになり、中盤以降には「形式的な終わり方」の必要性についても話がおよび、「あえて一本締めをしてみよう」という提案が出たりもした。終電で帰る人が出てきたりして、ぽつりぽつりと人数が減っていった。残った数人で部屋を出て、夜桜を見ながら川沿いを歩いた。

終わり方について話し合う(美術作家)

関川航平(美術作家)

1990年宮城県生まれ。2013年に筑波大学芸術専門学群特別カリキュラム版画コース卒業。2014年「ゲンビどこでも企画公募2014」八谷和彦賞・観客賞受賞。2016年「第14回グラフィック 1_WALL」グランプリ受賞、2017年「SICF18 PLAY」最優秀賞受賞。

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