氷室友里 (テキスタイルデザイナー)

いま、若手のテキスタイルデザイナーの活躍を見るのが楽しくて仕方ない。モノとしての存在感がありながら、布ならではの軽やかさ、そして瑞々しさを感じさせてくれる才能が一気に花開いているような印象すらある。その中でも氷室友里さんは、とりわけユニークだと思う。ぱっと見た時のあたたかさ、動植物のかわいらしさ、少しとぼけたファニーさ、それらは彼女の作品について語るときの一端でしかない、自ら織の組織づくりから行ったオリジナルテキスタイルをはじめ、茶目っ気と遊び心を潜ませた作風はいつも楽しい驚きを与えてくれる。

(JDN編集部)

制作中によくかける曲
youtubeで音楽番組のKEXPをよくかけ流してます
仕事に欠かせない道具
STABILOフェルトペン
犬派?猫派?
インスピレーションの源
自然のものと工作
子どもの頃になりたかった職業
トリマー
氷室友里(テキスタイルデザイナー)

氷室友里(テキスタイルデザイナー)

日本とフィンランドでテキスタイルを学び活動しているテキスタイルデザイナー。人と布との関わりの中に驚きや楽しさをもたらすことをテーマにデザインを行う。織の組織づくりから自身で行うオリジナルテキスタイルは、ハサミでカットして柄がアレンジできたり、表と裏で柄が変わったり、見る角度によって柄が変わったりと、一枚の布に小さなしかけと工夫がつまっている。商業施設のアートワークや、壁紙のデザイン、ワークショップの企画など、活動の幅を広げている。
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