Arm Chair

多摩産のヒノキ材を使った、丁寧なつくりの触りたくなる椅子

東京都の面積の約4割は森林で、そのおよそ7割が多摩地域にあり、スギ、ヒノキの産地となっている。「Oxygen」は、多摩産材を使用したプロダクトを開発する家具ブランドだ。

現在8種類の家具を展開しており、その中のひとつ「Arm Chair」は、素材の特徴を活かし、ディテールと構造を考えたシンプルなフォルムが特徴。肘掛けや脚などの手に触れる部分には、ヒノキの温かみのある木肌や手触りを感じるようカーブを施してあり、背板や面積の多いパーツにはヒノキの色味や木目とファブリックとのコントラストを活かしたデザインになっている。肘掛けから脚のパーツを両サイドから、一体となった座と背を挟み込むことで強度を保つ構造。

「Arm Chair」以外のアイテムも、共通したディテールや構造、素材の組み合わせで構成されている。主張しすぎないデザインながら、木が組み合わさる場所やキワの部分など思わず触りたくなるような丁寧な仕事が美しい家具だ。

ブランド:oxygen

多摩産材をつかったプロダクトを手がける家具ブランド。ホームユースのほか、公共空間やオフィス空間の場で、東京産の木材でできた家具が積極的に使われることを目指し、意識したデザインをおこなっている。

デザイン:FULLSWING(佐藤界、大野雄二)

家具や木工製品のデザイン、企画、製作を行っている工房。2003年設立。住宅、店舗、オフィスなどの特注家具から、オリジナル家具や日用品のデザイン、製作までを行い新しいものづくりを目指している。また、合板研究所として新しい合板の開発やプロダクトのデザインと製作を行っている。

Arm Chair

サイズ W543 × D545 × H770 mm
素材 多摩産材ヒノキ材、ファブリック
塗装 オイル仕上げ
カラー Charcoal gray、Navy、Green、Orange
価格(税別) 123,000円