味わいたい

心を動かす色使いや味、デザインで私たちを魅了するお菓子

MUSTAKIVI「オリジナル和菓子-羊羹-」

伝統的な和の色彩と、北欧の洗練された色彩を組み合わせたパッケージ

鮮やかな2トーンカラーが潔い、美しいパッケージの羊羹。これは、愛媛県松山市のギャラリー&茶房「MUSTAKIVI(ムスタキビ)」と創業150年以上の歴史を誇る和菓子の老舗「中野本舗」のコラボレーションによるもの。老舗ならではの選び抜かれた素材と、受け継がれてきた確かな技術でつくる上品な味わいは、全部で5種類。マリメッコのデザイナーとして活躍した石本藤雄さんがデザインした色鮮やかなパッケージが、老舗商品の風格を引き立てている。伝統的な和の色彩と北欧の洗練された色彩が絶妙にマッチしたデザインだ。

古来から和服のデザインには、左右あるいは一幅ごとに生地を切り替える「片見変わり」という手法がある。石本さんはマリメッコ時代からこの大胆な表現方法を好み、テキスタイルや陶器の作品でもそのエッセンスを取り入れている。パッケージが上下で2つに色彩が分かれているさまは、その境界が一本線の熨斗(のし)のようにも見えることから、日本人がもっている「人を思う気持ち」をあらわしているようだ。

■薄墨羊羹
厳選した小豆の皮を取り、上質の砂糖と糸寒天を伝統の技法で練り合わせ、香り高い抹茶を加えた羊羹。中に入った白い豆(手亡豆)は、桜の花の散るさまを表現。

■小倉
薄墨羊羹の製法と技術を活かし、最高級の糸寒天と北海道産小豆、大納言小豆を入れて仕上げた小豆の風味豊かな羊羹。

■小豆の口どけ
北海道産の小豆を特殊な寒天を使って練り上げた、なめらかな食感の羊羹。お茶だけでなくコーヒーや紅茶とも好相性。

■黒糖
沖縄産の黒砂糖を使用し、黒糖独特の風味を生かしながらしっとりした味わいに仕上げた羊羹。

■愛媛みかん
厳選した愛媛県産のみかんを、白餡ペースの羊羹に練り込んだ上品な甘みが特徴の羊羹。まったりとした舌ざわりの中にふわりとみかんの風味が香る、優しい味わいの一品。

デザイナー:石本藤雄

1941年愛媛県砥部町出身、フィンランド・ヘルシンキ在住。1970年にフィンランドに移り、1974年から同国を代表するファブリックブランド「マリメッコ」で32年に渡りテキスタイルデザイナーを勤める。現在はフィンランドの国民的製陶所「アラビア」のアート部門の一員として陶芸制作に取り組む。1994年カイ・フランク賞受章。2010年フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル受勲。11年に旭日小綬章受章。13年9月から10月にかけて、故郷・愛媛で初となる個展「布と遊び、土と遊ぶ」を開催。「道後オンセナート 2014」では松山市・道後のホテル、茶玻瑠にて石本氏の作品に囲まれたオリジナルルームを展開。

オリジナル和菓子-羊羹-

種類 5種(薄墨羊羹、小倉、小豆の口どけ、黒糖、愛媛みかん)
内容量 270g
価格(税抜) 1,000円

※賞味期限は約5か月