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2022 / つくばまちなかデザイン

つくばセンタービルのテナント部分約1800m2をシェアオフィス、コワーキングスペースなど働く場所にリノベーションした計画。

オフィスエリアと市民の通り道にもなるエリアの境界にグラデーションをつけたいと思い、平面的に線で仕切るのではなく面で仕切ることで、ベンチなど市民も自由に利用できる居場所も同時につくった。

そして、既存躯体の魅力を再確認しながら、竣工当初から親しまれて来た記憶を消さないように、尾瀬の木道のように環境を壊すことなくそっと床面に接していることがここでは適していると考え、あくまでも仮設的に既存躯体の空間を鑑賞するためのように存在させた。

自由に滞在している市民と、オフィスで働いている人たちがフラットに過ごしている姿を見て、意図が伝わったと感じている。

写真:つくばまちなかデザイン提供(1、9、11枚目は/360°が撮影)

/360°(建築設計事務所)

/360°(建築設計事務所)

2022年発足。納谷新と島田明生子による、建築、家具、プロダクトなど分野を問わず、全方向にわたりデザインを展開する事務所。おもな作品に「OF HOTEL」(2022年)、「co-en」(2022年)、「LABO&CAFE YAMAMOTO」(2023年)など。

https://360degrees.jp/

2023/11/8 10:45