Rediscovery of anima

2018

《Rediscovery of anima》は、人や動物の動作の軌跡が石や麻、木によって立体的に構成されており、線状の太陽光を当てながら手で前後左右に動かすことによってその動作が再生される。

もし旧石器時代や19世紀にこの技法が存在したらという、人類の動いて見えることへの渇望をフィクションとしてのありえたかもしれない別の映像史として考察している。SNSや小型電子機器によって映像がより消費されている現代において、動いて見えることへの根源的な感覚や感情を立ち返る。

イラスト協力:遠藤光太

Rediscovery of anima
後藤映則(アーティスト)

後藤映則(アーティスト)

1984年岐阜県生まれ。古くから存在するメディアや素材から現代的なテクノロジーまで、さまざまな手法を掛け合わせ、動き、時間、生命感を扱う作品を手がけている。近年のおもな展覧会に、2023年「The 27th ifva Festival」Hong Kong Art Center(香港)、2022年「光‧舞弄‧影 – 2022臺灣國際光影藝術節」台湾国立美術館(台湾)、2022年「Akinori Goto "Heading" – phenomenal #01」nomena gallery Asakusa(東京)、2020年「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.09 時どきどき想像」高松市美術館(香川)、2019 年「オープン・スペース 2019 別の見方で」NTT Inter Communication Center [ICC](東京)、2019年「Ars Electronica Festival 2019」POST CITY(オーストリア)など。おもな受賞にアルス•エレクロトロニカ賞Honorary Mention(栄誉賞)、STARTS PRIZE(EU)ノミネーションなど。現在、武蔵野美術大学准教授。

https://www.akinorigoto.com/
https://www.instagram.com/akinori_goto_/

2023/3/8 17:55