COOOP3

2017 / 株式会社ロフトワーク

動いているプロジェクトの数に対して、圧倒的に会議室が足りていないという問題を抱えていた会社に対する、プロジェクトスペースのシステムの提案。

取り回しが楽な特注軽量ホワイトボードパネルを、溝が掘られた巨大な土台にはめて即席の打ち合わせスペースを作る。広い原っぱでは、切り株の周りに自然と集まりたくなるものだ。切り株のように重くて動かない、少し邪魔な土台を用意することで空間が使いやすくなると考えた。キャスター付きの家具を多用する、近年のオープンスペース型のオフィスに対するオルタナティブとしてのデザイン。

写真:Gottingham

大野友資(建築家)

大野友資(建築家)

1983年ドイツ生まれ。DOMINO ARCHITECTS代表。東京大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院修士課程修了。カヒーリョ・ダ・グラサ・アルキテットス(リスボン)、ノイズ(東京/台北)を経て2016年独立。2011年より東京芸術大学非常勤講師を兼任。

DOMINO ARCHITECTS

大野友資によって2016年に設立されたプラットフォーム。デザインの実践と理論の両面から歴史や文脈への接続を試み、情報と物質、デジタルとアナログ、ハイテクとローテクを相対化するような設計を手がける。その活動はさまざまなチームとの協働によって形作られ、建築、インテリア、プロダクトデザイン、リサーチや企画開発まで多岐にわたる。

http://www.dominoarchitects.com/

2020/1/15 11:25