第245回 塚田美登里 (ガラス作家)

[桐山登士樹の推薦文]

この春、銀座・和光のショーウィンドウで「密なる世界-北陸 気鋭の四作家たち-」展に目がとまり、会場にいらしゃった金工作家の釋永維さんに紹介いただいたのが、ガラス作家の塚田美登里さん。私自身、2017年に富山県美術館で開催した「国際北陸工芸サミット」を担当し、現在も「国際工芸アワードとやま2020」の開催に向けて準備を進めている。この工芸プロジェクトを通じて、若手の工芸作家さんとお会いする機会が増えている。

塚田さんは、ガラスと金属箔との融合により、実に深く多様な造形美を創作している。また、自然でなめらかなオーガニックラインが特に魅力だ。こうした次代を担う工芸作家の存在を、もっともっと知っていただく機会を多面的に創出しなくてはならない。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

塚田美登里(ガラス作家)

塚田美登里(ガラス作家)

岐阜県出身。高岡短期大学金属工芸科卒業(現富山大学)。その後、富山ガラス造形研究所造形科、研究科でガラスと金属の組み合わせを研究し、卒業。金沢卯辰山工芸工房で研修し、その後、同工房専門員として勤務して研究を続ける。2011年に富山市に自宅兼工房を設立し、独立。2012年からは欧米でのアートフェアやニューヨークでの個展、工芸未来派として紹介され、銀座和光の展示や日本橋三越本店中央ホール開催の「KOGEI Future Forward」に選抜され展示するなど、国内外で精力的に発表し続けている。2013年に「国際ガラス展・金沢」で金賞受賞。作品は、金沢21世紀美術館やフィラデルフィア美術館(アメリカ)、MUDAC美術館(スイス)など多数の美術館に収蔵されている。

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