第211回 菅原大輔 (建築家)

[桐山登士樹の推薦文]

21_21デザインサイトのオープニングパーティでスタッフから紹介された菅原大輔さん、明るく屈託のない性格とお見受けした。国内外の建築事務所での修行を経て独立。規模に関わらず内・外のシーンを爽やかに創り出す建築家として、着実に足場を固めつつあるようだ。本人曰く「物語る風景」と表現する。この年代の建築家は大変だ。先輩たちがほとんどの様式、表現を行ってしまった。そういう意味では良い意味での開き直りと、建築という空間を通り向ける心地よい風や、空気をつくり上げる時代なのかもしれない。そんなスタイルで好きな歌でも歌いたくなるような場(建築)空間を期待したい。

デザインディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

菅原大輔(建築家)

菅原大輔(建築家)

1977年東京都生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。シーラカンス・アンド・アソシエイツ、Jakob+Macfarlane、Shigeru Ban architect Europeを経て、2008年にSUGAWARADAISUKEを設立。地域計画や建築、商業空間やブランディングだけでなく、展覧会の企画や被災地支援活動まで、建築的思考を背景に多岐にわたるデザインを手がける。分野を横断してモノ・コトを扱い、場所と時間の価値を編集することで、新しい時代に求められる「物語る風景」のデザインを目指している。日本建築学会作品選集新人賞、DFA Award 銀賞・銅賞、中部建築賞、JCDデザインアワード2年連続銀賞、キッズデザイン賞など、国内外の受賞歴多数。現在、早稲田大学、日本大学、東洋大学非常勤講師。

SUGAWARADAISUKE
http://sugawaradaisuke.com/