第194回 村越淳 (プロダクトデザイナー)

[桐山登士樹の推薦文]

村越淳さんのデザインは、論理的に形成される形に数式を解くように条件を設定してあげると新たな造形が宿る。まるでクリエイティブの思考を楽しむ様なデザイン。その代表が富山のデザインウエーブのワークショップから生まれた「bloom」。このデザインは、2014年のミラノサローネ・ランブラーテ地区でも、翌々月のインテリアライフスタイルでも話題となった。一件オーソドックスなデザインに新たな要素を加える事によって生まれる意味や価値。まだまだデザインの可能性は無限だと知らされた。

デザインディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

村越淳(プロダクトデザイナー)

村越淳(プロダクトデザイナー)

1978年生まれ、埼玉県出身。千葉大学工学部工業意匠学科ならびに同大学院修了、Royal College of Art(英国王立芸術大学院)MAデザインプロダクト科修了後、takram design engineeringやi.lab(アイラボ)との新製品・新規事業開発、教育研究活動に従事。千葉大学大学院工学研究科特任研究員、同大学国際教育センター特任助教を経て、2014年より東京大学知の構造化センター特任研究員(i.schoolプログラム・マネージャー)兼i.labプロダクトデザイナー。
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