第184回 鈴木マサル (テキスタイルデザイナー)

[桐山登士樹の推薦文]

鈴木マサルさんのテキスタイルデザインは素敵だ。スパイラルガーデンで開催された「鈴木マサル傘展 持ち歩くテキスタイル」の展覧会を見て気分が爽快になった。遭遇したギャラリーツアーで解説する鈴木さんも笑顔で対応されていた。日本のテキスタイルデザインの第一人者、故粟辻博氏に学び、今では世界が注目するデザイナー。今回紹介する「MOOMIN TRIBUTE WORKS」や「Kranssi」のデザインは、絵心、色彩、構成すべてにパワーが満ち溢れている。そして、その活動は様々なジャンルに広がる。

デザインディレクター桐山登士樹

桐山登士樹(デザインディレクター)

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

鈴木マサル(テキスタイルデザイナー)

鈴木マサル(テキスタイルデザイナー)

多摩美術大学染織デザイン科卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。1995年に独立、2002年に有限会社ウンピアット設立。2005年からファブリックブランド OTTAIPNU(オッタイピイヌ)を主宰。自身のブランドの他に、2010年よりフィンランドの老舗ブランドmarimekkoのデザインを手がけるなど、現在、国内外の様々なメーカー、ブランドのプロジェクトに参画。東京造形大学准教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com
http://ottaipnu.com