東京スカイツリー 450M「天望回廊」 音響演出・構成

2012 / 乃村工藝社

450Mという日本で一番高い場所の印象をお客様により強く持ち帰って頂くためのファクターとして考えだされたシステム。回廊の構造を生かし、38個(19チャンネル)のスピーカーが等間隔に配置されている。時間や日照方位、気象条件等により外の景色が様々に変化するのに合わせて、サウンドの聴こえ方も変化していく「プログラム化された自動作曲システム」を構築した。

畑中正人(作曲家・サウンドデザイナー)

畑中正人(作曲家・サウンドデザイナー)

作曲家・サウンドデザイナー 1975年北海道浜頓別町出身。独学で作曲、ピアノ、音響学を学ぶ。95年より札幌市を拠点にキャリアをスタート。主に舞台音楽やイベント、企業VPや広告音楽などの分野で数多くの作品を手がける。 2002年よりドイツに拠点を移し、ハンブルク州で外国人として初の作曲家ビザを取得。ハンブルクバレエ団プリンシパル・ダンサー、イリ・ブベニチェクやヘザー・ユルゲンセン等に多くの楽曲を提供する。担当した舞台作品は欧州各国で数々の賞を受賞している。 2004年に帰国。建築空間のための作曲を積極的に行う。2012年5月に開業した東京スカイツリーでは最上階にある展望室<天望回廊>のサウンド総合演出を手がけた。
http://hatanakamasato.net/

2013/11/6 0:00