イエタグ

2010

日本科学未来館で春に行われた「地球マテリアル会議」にて展示を行った、「木造建築廃材から作られた紙」を利用して作った付箋です。
木造建築を壊して生まれた廃材を、捨てるわけでもなく、燃やしてエネルギーにしてしまうのでもなく、紙として再生し、それをさらに商品に変える。私たちは、その全てのフローを提案しています。
この付箋は、紙が家だった時の記憶を残し、家の形をしています。複数を並べると、まるで街のようになります。もともと町並みだったものが、形を変えて、机の上で小さな町並みを作り上げます。

猪熊 純 + 成瀬友梨(建築家)

猪熊 純 + 成瀬友梨(建築家)

猪熊純
1977年神奈川県生まれ。2004年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 修士課程修了。同年から2006年まで、千葉学建築計画事務所勤務の後、2007年成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。2008年から首都大学東京助教。

成瀬友梨
1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 博士課程単位取得退学の後、同年、成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。2008年から09年東京理科大学非常勤講師。2009年東京大学大学院特任助教。2010から同大学院助教。

成瀬・猪熊建築設計事務所
建築はもとより、プロダクトからランドスケープ、まちづくりまで、様々なデザインを行う。近年では、場所のシェアの研究を行い、新しい運営と一体的に空間を作ることを実践。コワーキングスペース、イノベーションセンター、シェアハウス、コミュニティカフェ、福祉施設などを設計中。
http://www.narukuma.com

2013/8/7 0:00