あやとりをする母と娘の姿は微笑ましいものです。輪にした美しい色の糸、手首や指にかけてつくる素朴なカタチ、大きな手から小さな手へと受け渡される場面が思い浮かびます。

5月のディスプレイは、「母娘の愛情」がテーマ。「綾」は、斜線が交差した文様であることから、糸の代わりのリボンを斜線に構成、大きな赤いカーネーションを表現しています。とにかく手間をかけて作ることが、母への感謝を物語るのではないかと考えました。

アートディレクター 武蔵淳
展示期間 2017年4月27日~5月24日