1919年に創業のTAISEI株式会社が、2017年に紙の可能性を追求するブランドとして立ち上げた「大成紙器製作所」。日々の暮らしで使える紙の道具「紙器具(しきぐ)」を提案しています。
封筒やノートといったステーショナリーから、紙製のマグネット、加湿器といった、従来の「紙」の印象を少し変えるものまで、さまざまな商品展開をおこなっています。2019年10月に新たに発売される「TWO TRAY」について、大成紙器製作所の山岡宏輔さんに、商品のコンセプトや特徴についてお聞きしました。
■商品の背景・コンセプト
革や金属、プラスチックのトレイにはない、この紙特有の質感と発色だからこそ表現できるトレイをつくりたいと考えました。デスクや部屋だけでなく、お店での使用にも馴染みやすい、マットな風合いと美しい色の組み合わせをシンプルに追及しました。
バリエーションは3種類。shikakuLは小物やペン、眼鏡や文具を置くのに使いやすく、shikakuSやsankakuは小物や鍵、カードなどを置いておくのに最適です。
■商品の特徴
TWO TRAYの紙は、ドイツで190年の歴史を誇る製紙会社がこだわり抜いて作った紙を使用しています。この会社は、アカデミー賞の賞発表時の封筒やハイブランドの招待状やカタログなど、特別な場面で使われる紙を作ってきました。2年間の独自研究の末に生み出されたTWO TRAYの紙は、どんな組み合わせでも美しい色合いになるような色彩システムを使ってつくられています。
■使用した技法や特徴
この紙を使用したトレイを精度高く表現できたのは、熟練の貼箱加工職人による繊細な技術によるもの。2枚の紙を貼り合わせる特別な技術で、トレイの表面は違和感なく貼り合わされています。
バイカラーの組み合わせと、陶器のような湿度のある独特な手触りの紙で、デスクやインテリアを彩ります。革やプラスチックにはない、独特な手触りと風合い、色味を楽しめるトレイです。
紙の可能性を追求し、紙だからできることをカタチにしていくTAISEI株式会社が、2017年に立ち上げたブランド。創業時の社名を掲げ、紙から生まれる文化を耕し、作り手と使い手をつなげることを目指している。紙を暮らしに寄り添う道具として考え、その価値を再発見し、「伝える・収める・設える」を理念に新しい日用品をつくっている。
https://www.taisei-shiki.jp/
TWO TRAY
サイズ | shikakuL、shikakuS、sankaku |
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バリエーション | shikakuL(Camel/Indigo、Beige/White)、shikakuS(Green/Green、Red/Ivory)、sankaku(Pink/Blue) |
素材 | 紙 |
価格(税抜) | shikakuL 1,480円/shikaku S 1,310円/sankaku 1,310円 |
※発売時期など詳細は公式サイトをご参照ください。