靴や革小物などを中心としたプロダクトを展開する「Hender Scheme（エンダースキーマ）」。今まで発表したプロダクトを異なるアプローチでリプロダクトする「PARALLEL/」の第2弾となる、「PARALLEL/ FRONT GORE」を発売した。

PARALLEL（パラレル）とは「平行、並行、並列」を意味する言葉。物事にはさまざまなレイヤーがあり、同じ事象でも捉え方により見え方は変わってくる。「PARALLEL/」は今まで発表してきた「モノ」が答えそのものではなく、視点を変えてリプロダクトすることで、パラレルな広がり、つまり「余白」の存在の具体的な提示を目的としたシリーズだ。

「PARALLEL/ FRONT GORE」は、2018春夏シーズンに発表して以来、定番モデルとなっているスリッポンスタイルのレザーシューズ「front gore」をリプロダクトしたもの。元々はドレス調のレザーシューズとして革靴の製法で生産されている同モデルを、ゴム靴の製法で製作した。

front gore （rainbow）革製

PARALLEL/ FRONT GORE（rainbow）ゴム製

製法はゴムをアルミのラスト（靴型）に貼り付け、釜で焼き上げるという手作業によるもの。シューズのパターンやカラーリングはオリジナルのデザインを再現した、「black」「dark brown」「rainbow」の3色で展開。素材と製法を変えることで、用途も異なる新しいプロダクトとなった。