原研哉氏が監修の新色48色が追加、ロゴタイプも変更しイメージを刷新したカッティングシート
ペイントに代わる色素材として1966年に誕生した「カッティングシート」に、繊細な色彩と質感の新色48色が追加された。新色選定の監修および、「カッティングシート」ロゴタイプ制作、カタログデザインを、原研哉氏が担当。ロゴタイプ変更は発売以来初となる。
新たにカテゴライズした「セレクテッドホワイト」は、空間の色調に合わせやすい”白”のバリエーションで、色調が異なる5色を用意。「ニュートラルグレースケール」は白から黒の無彩色で、より均整のとれた豊かな階調に。また、「セレクテッドホワイト」と「ニュートラルグレースケール」は全色マットも用意し、微妙な印象のコントロールも表現できる。さらに、今までバリエーションの少なかった低彩度の「ペールトーン」や「グレイッシュトーン」も充実。
これまでも時代の要望と共に色数を増やし、1986年には田中一光氏監修のもと100色、1990年には165色となり、豊富なカラーバリエーションとその汎用性の高さから、さまざまな場面で空間を彩るデザイン素材として使われてきた。今回の新色追加で、より洗練された空間表現が可能になった。