シェルターインクルーシブプレイス コパル

2022年 / 山形市

「シェルターインクルーシブプレイス コパル」は、障がいの有無や国籍、家庭環境に関係なく、すべての子どもたちに開かれた遊び場である。敷地は蔵王連峰が間近に迫り、周囲に田園風景が広がる自然豊かな場所にある。柔らかな曲線の屋根は、背後の山々に呼応する形であると同時に、みんなをおおらかに歓迎する豊満な佇まいとなるようデザインされた。内から外まで緩やかな起伏が連続することで、すべての場所がランドスケープと一体となった、多様な遊びを触発する場となっている。

写真:copal, Kohei Shikama, Nacasa & Partners

大西麻貴+百田有希/o+h(建築設計事務所)

大西麻貴+百田有希/o+h(建築設計事務所)

大西麻貴(写真左)と百田有希(写真右)による建築設計事務所。おもな作品に「シェルターインクルーシブプレイス コパル」(2022 年)、「Good Job! Center KASHIBA」(2016年)、「多賀町中央公民館 多賀結いの森」(2019年)、「二重螺旋の家」(2011年)。おもな受賞に、2023年日本建築学会賞(作品)、第2回日本建築設計学会賞大賞(2018年)、JIA 新人賞(2018年)など多数。第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示のキュレーター(大西)、副キュレーター(百田)を務める。

http://www.onishihyakuda.com/

2023/6/7 13:25