居住滞在型インキュベータ施設 toberu2

2021年 / SK Impact Fund Japan, 株式会社フェニクシー

「toberu2」は、若い起業家が集まり、4カ月間寝食を共にしながら学び考える場である。数軒隣のtoberu1号館と互いに積極的に連携することで、志賀越道沿いにメンバーが行き来し、界隈に生き生きとした流れが生み出されるようにしたいと考えた。

また、間口が狭く奥行きの長い敷地であったため、それを生かす空間構成としたいと考え、中央に奥行きの深い通り庭を通すことにした。外の道から連続しつつ、同時に奥に進むにつれてその距離以上に遠くの世界まで来た、と感じられる空間を目指している。

写真:Yurika KONO

大西麻貴+百田有希/o+h(建築設計事務所)

大西麻貴+百田有希/o+h(建築設計事務所)

大西麻貴(写真左)と百田有希(写真右)による建築設計事務所。おもな作品に「シェルターインクルーシブプレイス コパル」(2022 年)、「Good Job! Center KASHIBA」(2016年)、「多賀町中央公民館 多賀結いの森」(2019年)、「二重螺旋の家」(2011年)。おもな受賞に、2023年日本建築学会賞(作品)、第2回日本建築設計学会賞大賞(2018年)、JIA 新人賞(2018年)など多数。第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示のキュレーター(大西)、副キュレーター(百田)を務める。

http://www.onishihyakuda.com/

2023/6/7 13:25