立花文穂展 印象 IT’S ONLY A PAPER MOON

球体9『機会 OPPORTUNITIES』2021年 球体9『機会 OPPORTUNITIES』2021年

文字や紙、本を素材・テーマに作品を制作してきたアーティスト、立花文穂(たちばな・ふみお、1968年広島市生まれ)による、美術館での初個展を開催します。

製本業を営む家に生まれた立花は、幼少期より身近に存在した紙や印刷物、文字などから着想を得て、「よせ集める」「つなぎ合わせる」という行為を通じ新たなかたちをつくりだしました。2000年に入り活版による印刷物や大判カメラで撮影した写真、さらにブロンズによる彫刻など「文字」を基軸にした作品を制作し表現を探ってきました。同時に、葉がきからポスターまで多種多様な印刷物や本などのグラフィックデザインで高い評価を得るなど分野を横断して活動してきました。2007年から責任編集とデザインを自らが担当し発信する媒体として刊行する『球体』もその一つです。

立花の表現の原点には、紙に触れること、文字を書くこと、があります。それらは、実父が営んできた製本所の存在、子どもの頃から親しんだ「書」、そして彼の生まれ故郷である広島の歴史と記憶へとつながっていきます。近年、立花は、筆を持ち「書」のような作品へと回帰しています。

本展は、「印象」(英語では「IMPRINT/IMPRESS」)というタイトルのもと、印刷/印字と象形(かたどる/かたちづくる)という立花の創作の思想・思考に深く触れられる機会となるでしょう。美術館における初の個展として、本展に合わせて制作される新作とともに、彼の四半世紀にわたる創作を総体的に紹介します。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

【関連イベント】
●ウィークエンド・ギャラリートーク
日時:8月6日(土)より毎週土曜日 15:30~16:30
※ただし他のプログラムとの関連で中止となる場合もあり
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
参加費:無料(展覧会入場料に含まれる)

開催期間 2022/07/23(土)~2022/10/10(月)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(9/19、10/10は開館)、9/20
入場料 一般900円/高校生以下・70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
参加アーティスト 立花文穂
会場
  • 水戸芸術館 現代美術ギャラリー
  • 茨城県水戸市五軒町1-6-8
お問い合わせ 029-227-8111
会場URL https://www.arttowermito.or.jp/
詳細URL https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5185.html