リニューアル企画展 展覧会「継承のトランジション」

リニューアル企画展 展覧会「継承のトランジション」

東京のSHUTLにて、「リニューアル企画展 展覧会『継承のトランジション』」が2026年7月24日から8月30日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

継承とは何を意味するのか。一般に継承は、過去から現在へと何かが保存・伝達されるものとして捉えられる。しかし時間の経過とともに、物語は語り直されるたびに編集され、技術は新たな素材や方法と出会って変容し、記憶はやがて現実と虚構の境界を溶かしていく。すなわち継承とは、静的な保存行為ではなく、受け継がれるたびに現在の文脈が流入し、絶えず変化し続ける動的なプロセスではないだろうか。

本展は、その問いを出発点として、「伝わること」と「変わること」が同時に起きる、口伝などから始まるコミュニケーションの変化プロセスを可視化しようとする試みである。この展示に参画する倉敷安耶、JACKSON kaki、MULTISTANDARDの3組のアーティストは、それぞれ異なる時間への関わり方を持ちながら、「継承」という概念の現在形を問い直す。

倉敷安耶は、語り継がれるうちに個人から記号へと変えられてしまった存在(身体)をモチーフに、転写・コラージュによる平面作品を、共同体の中で他者と関わり生き抜こうとするケアの行為とともに展開する。JACKSON kakiは、語り継がれるたびに編集されてきた昔話をモチーフに、アバターと生身の肉体が衝突するパフォーマンスの再演を通じて、継承によって起こる変容と暴力性を問う。MULTISTANDARDは、誰もが当然のように継承してきた道具を再びスタディの対象として空間に展開し、新たな視点を提示する。3つの実践はそれぞれ異なる時間への関わり方を持ちながら、「継承」という概念の現在形を問い直す。

RUI Architectsの設計により新たな空間となったSHUTLは、「固定されない空間」として生まれ変わった。大きなポイントは空間を組み替える可動壁システムが導入された。固定されない空間は、「いつも違う」ことで場の豊かさを測るという板坂氏の問いを体現しながら、会期中は、空間が常に変化し続けるように定期的に手動で壁が動かされる。そうすることで、継承されていく時間の流れにおけるプロセスや関わりを可視化を試みる。「伝統と現代の新たな接続」を掲げるSHUTLのこけら落としとして開かれる本展において、継承はいまここで起きていることとして体験される。

【関連イベント】
●レセプション(招待制)
日時:7月24日(金) 17:00~22:00

●JACKSON kakiのパフォーマンス
日程:8月9日(日)、8月30日(日)
※1日2回開催

開催期間 2026/07/24(金)~2026/08/30(日)
時間 13:00~19:00
休館日 火曜日、水曜日
入場料 無料
参加アーティスト 倉敷安耶、JACKSON kaki、MULTISTANDARD
会場
  • SHUTL
  • 東京都中央区築地4-1-8
会場URL https://shutl.shochiku.co.jp/
詳細URL https://shutl.shochiku.co.jp/exhibition/keisho-transition/