溝端友輔(ディレクター)
1993年和歌山県生まれ。中央工学校大阪、商業施設の設計会社を経て、2019年 株式会社NODを設立。現在、VOID株式会社執行役員。場所をただつくるだけではなく、ロジックを発見し、仕組みをつくり、能動的に使い続けたくなる場所づくりを目指す。大阪・関西万博の休憩所等を設計する若手建築家としても選出。
https://www.instagram.com/jpmy222/
https://void.jp.net/about
「島の蜃気楼」は、大阪・関西万博の会場内に建つトイレ施設として設計された。周囲に立ち並ぶ象徴的なパビリオン群に対し、あえて背景化するように配置され、風景の中に滲むように佇む姿を目指している。
3Dプリントで成形されたポリカーボネートパネルは、光や風、人の動きに応答し、時間とともに表情を変える蜃気楼のように存在する。外装は多層的なパネル工法で構成され、反射や透過の加減によって周囲の景観を取り込み、環境そのものを“素材”として扱う。
会期終了後はすべて解体され、再び別の形で循環していく設計がなされている。島の蜃気楼は、やがて消えることを前提に生まれた“生きた建築”である。

1993年和歌山県生まれ。中央工学校大阪、商業施設の設計会社を経て、2019年 株式会社NODを設立。現在、VOID株式会社執行役員。場所をただつくるだけではなく、ロジックを発見し、仕組みをつくり、能動的に使い続けたくなる場所づくりを目指す。大阪・関西万博の休憩所等を設計する若手建築家としても選出。
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